君と過ごした100日間は。
「全く・・・」
「あの、ごめん。 でも本当に雪菜には・・・」
「もうわかったよ。 怒鳴ってすまなかった」
雪菜にバレたら・・・。
“最後”はどうなってしまうんだ・・・。
「とりあえず、お母さんと少しだけ話をしたい。 蓮斗はちょっと部屋に戻ってくれないか」
「・・・・。 わかった」
そう言って、僕はソファーに置いた鞄を持って、自分の部屋に向かった。
リビングのドアを閉めたあと、扉越しに、鼻をすするような音が聞こえた気がした。