君と過ごした100日間は。
中庭について、私は大きく深呼吸する。
ここ、いつ来ても空気がキレイ。
すごく落ち着く。
周りは自然に囲まれてるし。
大きな木の下には、ベンチがあって・・・。
「・・・あれ?」
あそこのベンチにいるのって、芦川くん?
私は、恐る恐る近づいてみる。
「芦川くん・・・?」
反応はない。
もう少し近くに行ってみる。
近くに行くたびに、何か音が聞こえる・・・。
スースーって・・・。
「芦川くーん?」
顔を覗いてみると、芦川くんは目を閉じていた。
あれ、まさか寝てる・・・?