君と過ごした100日間は。
今日もいつものように教室に入った。
でも今日はいつもと違って、なんだか教室が騒がしかった。
「あ、蓮斗くんおはよ」
席の近くにいた高橋さんが話しかけてきた。
席替えをしてから、高橋さんとはまた席が近くなって、通路を挟んで隣になった。
もちろん高橋さんもいるから雪菜もいるわけで。
一緒に帰らなくはなったけど、でも気まずくはなかった。
「二人とも、おはよ。 今日騒がしいけど、なんかあったの?」
そう聞くと、高橋さんは目を光らせて答えた。
「じ~つ~は~っ! 昨日、隣のクラスのカップルが別れたらしいのっ!」
・・・・・・。
「なんだ、そんなことか」
「そんなことじゃないよ! あの二人、1年生のときから付き合ってたんだよ!?」
「へぇ・・・」
別にどうでもいい内容だった。
雪菜と高橋さんは、そのことについて話し始めた。
「亜梨朱ちゃんと恭弥、どうしたんだろうね?」
「ねー、仲良かったのに」