キケンな花嫁修行～結婚相手が二人！？～四ノ宮蘭編

彼の長い指が全身をなぞるようにさ迷い、くすぐったいような快感に自然と声が漏れる。

自分じゃないような、とても色っぽくて恥ずかしい声。

バスタオルがはだけて素肌が露わになるように、私も知らない自分自身が丸裸にされていくようだった。



たくさんたくさん触れられて、十分準備が整った私は、愛しい痛みを伴いながら彼を受け入れた。


身体を揺さ振られるたびに、その痛みは快感に変わっていく。

やがて激しい動きが止まり、彼が倒れ込むようにして私を抱きしめるまで、何度も鳴いて、愛を囁き合った。



「……カンナ、大丈夫？」

「はい……すごい、幸せです……」

「これから僕がもっと幸せにするよ。約束する」



力が入らない私に、蘭さんは誓いのキスをするように深く口づけてくれた。


幸せな結婚生活が保証されたような──そんな素敵な夜だった。