キケンな花嫁修行~結婚相手が二人!?~四ノ宮蘭編
7。*゚君だけを愛してる


──お試し同棲生活、最終日の朝。

昨夜はあれから腕枕をされながら話していたのに、私はいつの間にか蘭さんの腕に包まれて眠っていた。


上半身裸の蘭さんと、下着にキャミソールだけ身につけた私。

触れ合う人肌の心地好さを知ってしまったから、お互いの温もりを自然と求め合っていたのかな。



今までよりも甘さが増した朝を迎えた私達は、幸せな気分で朝食をいただく。

でも、今日で一緒に生活するのはひとまず終わってしまうのだと思うと、やっぱり寂しい。しかも。



「ごめんね、カンナ。これからちょっと出掛けなきゃいけないんだ」

「えっ……お休みなのに?」

「ちょっと私用があってね」



ちょうど休日だから、今日はずっと一緒にいられると思っていたのにな……

私はこう答えた。




◇どちらか選択してください◆

*「私もついていっちゃダメですか?」
→次のページへGO!

*「わかりました、待ってます」
→64ページへJump!



< 59 / 69 >

この作品をシェア

pagetop