キケンな花嫁修行~結婚相手が二人!?~四ノ宮蘭編
7。*゚君だけを愛してる
──お試し同棲生活、最終日の朝。
昨夜はあれから腕枕をされながら話していたのに、私はいつの間にか蘭さんの腕に包まれて眠っていた。
上半身裸の蘭さんと、下着にキャミソールだけ身につけた私。
触れ合う人肌の心地好さを知ってしまったから、お互いの温もりを自然と求め合っていたのかな。
今までよりも甘さが増した朝を迎えた私達は、幸せな気分で朝食をいただく。
でも、今日で一緒に生活するのはひとまず終わってしまうのだと思うと、やっぱり寂しい。しかも。
「ごめんね、カンナ。これからちょっと出掛けなきゃいけないんだ」
「えっ……お休みなのに?」
「ちょっと私用があってね」
ちょうど休日だから、今日はずっと一緒にいられると思っていたのにな……
私はこう答えた。
◇どちらか選択してください◆
*「私もついていっちゃダメですか?」
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*「わかりました、待ってます」
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