【一応 休】少しでも変わるのなら~この新撰組と共に~
所替わって__
道場らしき所へ連れて来られた薫。
総「ここ、道場みたいにまぁまぁ広いからさ、道場として使っているんだ」
その中で数人の隊士と見られる男達が素振りなど自主練習をしていた。
「「「沖田さん!おはようございます!」」」
沖田を見つけるなり、きちんと挨拶をする隊士達。
薫『意外ときっちりしてんだな』
すると、その中から一人の隊士がこちらへやって来た。
隊「沖田さん。こちらの方は入隊希望の方ですか?」
総「ん~まぁそんなとこかな」
薫「え?ちょっ__
総「いいのいいの。ねぇ君。この薫君と手合わせしてくれない?」
隊「分かりました」
薫「沖田さん。お願いがあるんですが、一回やり方をみせてくれませんか?ないとは思いますが、自分の居た時代とやり方とか違ったら嫌なので(ボソッ」
総「しょうがないなぁ。じゃぁ君と誰かが組んで、勝った方が薫君とやるってことで」
薫『普通負けたほうだろ……』
隊「わかりました」
隊士はそばに居た隊士に声をかけ、お互い向き合った。
審判は沖田。
薫は壁際に座って試合を見た。