【一応 休】少しでも変わるのなら~この新撰組と共に~
薫は落ちた木刀を拾った。
総「ねぇ。何でわざと木刀を持つ力を緩めたの?」
薫「わざとじゃないですよ。さすがに組長の方とやると体力がもちません」
沖田はその答えに納得ができないようだ。
総「ふぅ~ん。まぁ楽しかったから良いけど。今度はきちんと手合わせを頼むね♪」
沖田は隊士の稽古指導に行ってしまった。
薫『わざと負けたことバレバレじゃん』
土「お前、総司と互角にやるなんざすごいな。この通り隊士は即やられちまう」
稽古している方を見て言った。
土「まぁ、よかったな。危なくならなくて」
薫「十分危険でしたよ。ニコニコしながらやられると余計に怖いです……」
平「薫すごかったぞ!ヒヤヒヤしたぜ」
近「なぁ薫君。どうだ?隊士になってはくれないか?一人でも多く居てくれると助かる。それに君は腕がいい」
近藤にこんな顔をされると流石に薫は……
薫「あー……はい」
断れなかった……。
近「ありがとう!!」