【一応 休】少しでも変わるのなら~この新撰組と共に~
________
土「すまない」
受け取ったお茶を一口飲んだ。
薫はカバンから、メモ帳とペンを取りだして隅の方に行った。
そして壁に寄りかかるように座り、頭も壁に預けて目を閉じた。
土『アイツは何してんだ?』
すると、薫は目をひらいてペンを走らせた。
土方から薫をみると、おかしい奴だと見える。
しばらく、書いては新しいページにめくりの繰り返し。
薫のペンを走らせる手は止まらなかった。
少しして、ふと土方が薫の方を見ると
薫は手にペンを持ったまま動きが止まっていた。
土『…ちっとも動かねぇな。寝ちまったか?』
土方は薫の様子を見に行った。
薫はスースーと寝息を立てて寝ていた。
土「やっぱしか。まぁ無理もねぇな。屯所<ここ>の事をほとんどやらせちまってたから」
土方は薫の手に握られているペンを取った。
土『色々と書いていたようだが何を書いていたんだ?』
土方は側に置いてあったメモ帳をみた。
メモ帳には黒い文字で色々なことが書いてあったのだが……