【一応 休】少しでも変わるのなら~この新撰組と共に~


刀を受け止められるとは思っていなかったのか、男は一瞬ひるんだ。



その隙をついて沖田はもう一度、男を永眠しない程度で眠らせた。







沖「薫君 大丈夫?」




薫「…………まぁ、大丈夫です」





沖「……僕、ちょっと気を抜いていたかもしれない……ごめん、ありがとう」



薫「…………いえ」




それから、沖田たちは屯所へ戻った。





__________




薫と沖田は、土方の所へ巡察の報告をしていた。




土「わかった。ご苦労だったな」




沖田はただ報告をして、素直に部屋を出て行った。





土「初めての巡察はどうだ?」




薫は仰向けで大の字になっていた。




そして土方の問いかけから数秒経ち…








薫「………木刀でも刀って受け止められるんですね」




土「…は?……問いかけと答えが違う気が……」



薫「ふっ……まぁ、夜は命がけで出歩かなくちゃいけないのか と思いました」





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