【一応 休】少しでも変わるのなら~この新撰組と共に~
平「おーい。薫!」
後ろの方で小声で誰かに呼ばれた。
振り返ると曲がり角からチラッと顔を出している平助がいる。
薫「どうした?」
平助は辺りを警戒しながら聞いた。
平「もう総司はいないよな?」
薫「いないよ。つか、捻挫っぽいし」
それを聞いてホッとした平助
平「……ん?捻挫?」
薫「そう。捻挫」
薫の言った意味がわからない様子。
平「捻挫って、誰が?」
薫「お前は馬鹿か」
軽く呆れている薫。
平「ま、まさか総司が?!」
薫「沖田さん以外さっきの話に出てくる人誰だよ」
平「そ、そうだよな。でも、あんなんで総司が怪我するのか?」
沖田が怪我したことが信じられない平助。
薫「まぁ、沖田さんのところへ行けば分かるさ。あ、桶に水くんで来てくれないかな」
薫は先に沖田の部屋へ行った。