【一応 休】少しでも変わるのなら~この新撰組と共に~
沖田は大人しく部屋にいた。
薫「意外と落ち込んでますね」
沖「今回は本当に馬鹿をしたよ……」
珍しくションボリとしている沖田。
沖「薫君。この事を土方さんに言っちゃった?」
少し不安そうに聞いてきた。
薫「さっきの騒ぎは何だ?って聞かれたので、沖田さんの甘味に対する恨みは怖いですね。と言いました」
沖田は「君らしいね」と言って笑っていた。
薫「沖田さん。さっき、待ちくたびれたって言ってましたけど、自分に何か用でもあったんですか?」
沖「ああ。それはね、昨日の巡察の時のお礼で団子を買ってきたから、一緒に食べようと思ったんだよ」
薫「でも、沖田さんが先に食べてましたけどね」
沖「…っ。じゃぁ今度は一緒に食べに行こう」
そこでちょうど平助が桶を持って入ってきた。
薫「じゃぁ、その時は平助も一緒で」
沖「え、嫌だよ平助も一緒なんて」
平助は話の内容が分からないため、頭にハテナマークが浮かんでいる。
薫「平助、それをここに置いてくれ」
薫は手ぬぐいを濡らして、沖田の足首に当てた。