【一応 休】少しでも変わるのなら~この新撰組と共に~






近「私がどうかしたかな?」




噂をすれば後ろから近藤が来た。




原「おお近藤さん。いやな、土方さんが意外と心配性なトコとしつこいって事で母さんみたいだなって話をしてて」




薫「自分たちが子どもなら父親は近藤さんだなって」




近「おお!そうかそうか!それなら良い子ども達をもったものだなあ。まぁトシの方が母親は似合うな」




原「…鬼の母親」




原田の一言に、3人は”こわいこわい”と揃えて呟いた。




薫「それより、今さっき母さんが父さんを探しに行きましたよ」





近「そうか、ありがとう。それにしてもあれだな。父さんと呼ばれるのも少し照れるものだ」




嬉しそうにそう言って近藤も土方を探しに行った。





薫「本当にここの人達は仲が良いですよね。自分一人っ子なのでこんなに兄貴が居ると嬉しいです」




原「そうだろ?まぁ兄貴として考えられない奴も居るけどな」



原田にそう言われ薫の脳内にはある二人浮かんだ。
だがその二人も薫にとっては良い兄貴だった。




< 164 / 190 >

この作品をシェア

pagetop