【一応 休】少しでも変わるのなら~この新撰組と共に~
___夜___
部屋は明るく美しい襖絵
目の前には上品に盛られた多種多様料な理。
そして、酒ばっかのんでる奴が約2名。
そう。この店があるのは
京の花街 島原
土方はここへ連れて来たかったのだ。
ここにいる人達はいつものメンバーだが山南さんは仕事をやりたいからと、屯所に残っている。
まぁ、とにかく皆楽しそうに飲んだり食べたりしていた。
_______________
平「薫も呑めよぉ〜」
お猪口を持ってやって来た平助。
薫「肩に体重をかけるな、重い。それに、酒は飲まないからな」
✳︎未成年の飲酒は禁止です。 お酒は20歳になってから
平「ったく…つれねぇ奴だぁ」
しゅん……としてそのまま戻って行った。すでに出来上がっているようだ。
斎「平助の対応がうまいな」
隣に座っている斎藤が少し笑いながら話して来た。
彼も酒を飲んでいるにも関わらず、一体この差はなんなんだ。
薫「もう慣れました。少しは斎藤さんみたいに酒を飲んでも冷静でいてほしいですね」
この事は平助ではなく、原田や永倉にも言えることだろう。
薫は「まぁこういう時はいいか」と言って立ち上がった。
斎「どうした?」
薫「あ。ちょっと厠に」
そう言って薫は部屋を出ていった。