【一応 休】少しでも変わるのなら~この新撰組と共に~
斎「俺は暑くて目が覚めただけだ」
斎藤は事実を言ったのに……
薫「じゃぁ自分も、暑かったので最近寝れてません」
……………………………
これを聞いた斎藤は思った。
斎『いつも真面目な坂口だが、こういう面もあるのか………貴重だな』
斎「寝てないから食欲がない。それなのに無理に食べて戻してしまう。現に今も戻してきたのだろう?」
薫は驚いていた。
薫「……ありゃ……見られていましたか。斎藤さんのおっしゃる通りです」
薫は、斎藤さんにはかなわないやと言って再び空を見上げた。
斎「なぜ隠そうとする」
誰にも言わないで隠そうとしている薫を心配しているようだ。
薫「……隠すというか……まぁ迷惑をかけたくないので」
なぜか明るく振る舞う薫。
この表情の奥には別の表情がある。斎藤は、そう確信した。