【俺様番外編】役者達の日常
でも有名人な俺はコンビニでゴムを買う勇気はナイ。



でも男として当たり前の事だし…。



でも俺は有名なわけで…。



レジはパートのおばちゃん。



俺って気付いてる?



えーい!!



買ってしまえ!!



ミルクティーと烏龍茶とアイスとゴムをレジに置いた。



このドキドキは恭一さんを目の前にしてる気分だ…。



「あら!?あなた…。佐伯ヒロ!?」



声かけんなよオバサン…。



しかもレジ止めないでくれ!!



こうなりゃやけっぱち。



「そうですよ。」

「娘が大ファンなのよ~!!サインもらえないかしら!?」

「サインはいいけどサクッとレジ打っちゃってください…。」

「えっ!?あぁ!!ごめんなさい!!」



オバサンはピッピッてバーコードを読み取って行く。



そして手にするゴム…。



「オバチャン、いい加減な男は嫌い。でもヒロ君はいい加減じゃないのね~。最近の若い人って何も考えてないのかと思ったわ。」



褒めてくれんのは嬉しいが…。



今はそっとしといてくれ…。



< 134 / 791 >

この作品をシェア

pagetop