【俺様番外編】役者達の日常
僕のそんな思いはカンナチャンの次の言葉で吹き飛んだ。



「あたしも龍真君が好きです…。」



真っ赤な顔でそう言うカンナチャン。



思いが通じた…。



だったらもうキメるんですよね蓮司さん!?



「僕はカンナチャンが好きです。だから…黙って僕について来い!!なんて…すいません…。」

「ついてってイイの?」

「えっ!?あ、うん…。」

「じゃあヨロシクお願いします。」



蓮司さん、キメたよ?



僕はこうしてカンナチャンを捕まえた。



やっぱり僕の人生は蓮司さんの手によって変えられた。



「カンナ、生まれてくる子に付けたい漢字があるんだ。」

「なに?」

「蓮司さんからもらった『司』って言う漢字。蓮司さんみたいに、誰かの人生を輝ける物に変えられる力を持つような。」

「うん。」

「この子にもそんなカッコイイ男になってもらいたい。蓮司さんみたいに。」



END
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