【俺様番外編】役者達の日常
その後に先生は立ち上がってピアノの前で蓋を閉めたりしてる。



「彼氏と別れたばっかりだし、そんな気にはなれない。」

「じゃあ寂しいんだ。俺が埋めてあげようか?」

「天道君、大人をからかうもんじゃないの!!怒るよ!?」

「1回でいいからヤらせて?」

「……。ねぇ、セックスってそんなにいい?」

「いいよ。何か満たされる。」



すると先生は俺の目の前に来て、急に腰に手を回してきた。



「あたしも満たしてくれる?寂しいの。」



さっきまでとは違う色っぽい声と表情にグッと来た。



俺こんな風に誘われた事ねぇ…。



「いいの?」

「いいわけないでしょ!?天道君があたしをからかったからからかい返しただけ。」



そう言って俺から離れた先生は背を向けて歩きだした。



逃がさないよ。



もう決めた。



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