【俺様番外編】役者達の日常
歳をごまかして働く俺の源氏名は『隼人』。



16歳の俺に毎日の大量の酒はさすがにキツい…。



明け方に仕事が終わって吐くのが日課…。



今日も帰り道の路地裏で…。



「おえっ…。」

「ねぇ、大丈夫!?」



つまらない毎日にこの一言で光が挿した。



見るからに夜の女。



「大丈夫…。ありがと…。」

「君…。SHINEの子?」

「そうだけど…。」

「あそここの辺じゃ1番だけどキツイでしょ~…。」



よくわかんねぇ…。



確かにキツイけど…。



他の店知らねぇし。



「怖くない?義人…とか。」

「怖いけど金欲しいし。辞めてもする事ないんだよね。」



義人さんはナンバー1の男。



すげぇ怖い。



まず目で殺られる…。



「立てる?」

「立てる…。」

「君、名前は?」

「隼人。あんたは?」

「トモカだよ。」



これが出会いだった。



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