【俺様番外編】役者達の日常
それに日香琉とは価値観が合う。



「あたしが欲しいのは音哉だよ。」



俺!?



日香琉が俺を欲しい?



「どんな意味だよ…。」

「スーツが似合ってバリバリ仕事に生きる男が理想。よって、音哉がタイプ。」

「お前俺の事好きなの?」

「さぁね?」



好きなのか。



日香琉が俺をねぇ~…。



美人だし頭イイし。



隣に置いとく分には何の問題もない。



「婚約成立。」

「ふふっ。指輪は音哉の給料の3ヶ月分にしてね?」

「億越えますが?」

「あたしにはピッタリ。」



こうして俺と日香琉が付き合う事になった。



好きとかって感情は俺にはないけど。



大学生の日香琉はイギリス支部の支社長だ。



なかなかのやり手だとは思う。



「疲れた…。」

「お疲れ。」

「音哉、コーヒーいれて?」



日香琉が俺の部屋に帰って来るようになった。



両方の親からの猛反対。



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