【俺様番外編】役者達の日常
緩まってたネクタイを解いてソファに座った音哉に水を渡した。



「大学は?」

「今日はナイ…。」

「そ。あぁ気持ち…イイ!!」

「は!?」

「めっちゃグルグルしてんだよ頭~。日香琉が4人いる。」



お酒臭い…。



飲まされ過ぎたみたいだね…。



「ちょっとこっち。」



ソファに横になる音哉はあたしを軽々と自分の上に乗せた。



目が虚ろだ…。



「悠陽さん怖いな~。キスは?」

「えっ!?ヤダ…。それよりパパに何か言われた?」

「いや?昔から知ってるし。頭下げられたくらい。っつーのはウソだけどマジ。俺は世界中で通用する男になる!!だからキス、して。」



酔ってて意味がわからない…。



でも取り合えずキスした。



「したい?」

「別に?」

「釣れねぇなぁ~…。今ならあんあん言わせてやるのに。」

「言わないよバカ。」

「で?どうすんのコレ。」

「し、知らない…。」

「さっきから見えてんだよ日香琉の谷間~!!」



音哉らしくないな…。



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