【俺様番外編】役者達の日常
干渉しないでと言われても初めて見る莉子の顔に心配になった。



「莉子、彼氏いんならマズイっしょ。」

「うるさい!!」



バンッと枕を投げ付けられた。



何!?



「あたしだってNoaの代わりでしょ!?」

「…………。」

「何とか言いなよ!!」

「乃彩の代わりはいない。莉子は莉子だ。」



なぜか自然に口からそんな言葉が出てた。



涙目になった莉子は布団に顔を埋めて何も語らない…。



近付いて頭を撫でるとカタカタ震えながら泣いてた。



「もう終わりにしよう。」

「うぅっ…。」

「俺もそいつの代わりにはなれないよ。」

「秀吉~…。」



抱き着かれて泣かれた。



いつもポーカーフェイスの莉子がめちゃくちゃ泣いてる。



何だか無性に愛おしく感じた。



「莉子、話しくらいなら行くよ?」

「死んじゃったの…。」

「えっ!?」

「タツキ…。もういないの…。」



衝撃の事実…。



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