無口な彼女



「お、ヒナタ!」



そんな声が聞こえ、少ししてからハッとする。



わたし、今は男でヒナタっていうんだった。



「今日は何時までいれんだ?」



「…何時まででもいい。」



そう答えると、レイヤは驚いたように目を見開かし、



「おまえ、やっぱ変わってるな。」



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