無口な彼女
私は、そんな澪の背中を、呆然と見ていた。
_____________
…ひとりじゃない。
その言葉が、耳に残る。
でも、
そんな言葉はただのキレイゴトにしか聞こえない。
私はなんて、醜い女なんだろう。
「ヒナタ。」
_____________ハッ
誰かに呼ばれ、ハッとする。
慌てて前を向けば、そこには、最強女がいた。
「なに慌ててんの?」
フッと鼻で笑う女。
私は、別に、と呟いた。
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