無口な彼女
俺は、神宮の上に馬乗りになる。
口元だけが見える。
…
慎「…っ女…」
慎太郎がそう呟く。
…
それと同時に、俺の腕の中で暴れる神宮の
被っていたフードが脱げ、
サラサラの琥珀色の短い髪に
薄い緑色の瞳
凄まじく綺麗に整った
幼い少女の顔が姿を現した。
…
剛「ガキじゃねえか!?」
裕「綺麗な顔…。」
マサ「神宮は、女だったってことか。」
次々に、みんなが喋っていく。
それを聞いて、神宮は無表情のまま
虚ろな瞳で、俺を見る。