無口な彼女
さっきとは違う、優しい瞳をした…ヒヨリ。
俺は、それがすげえ嬉しい。
また、苦しんでる奴が、一人減った。
嬉しくて、ニヤけがとまらない。
マサ「ほ~、親が離婚してんのか。
てことは、親父さんが神宮…
…ん?」
マサが、言葉を詰まらせる。
ヒヨリは、何を思ったのか、
あ、と呟く。
陽「わたしの親父は、
神宮組の組長なんだ。
まあ、けど今は親父じゃない。」
剛「え、え!?…
神宮組!?
おまえっ、そんなすげえ人の娘なのか!!」
慎「あ~、だから喧嘩そんなに強いんだなあ。」
裕「…ねえ。
廉耶?」
…
裕太が、俺を見る。
なんか、裕太…ヒヨリを気に入ったみたきだな。
なんでかは知らねえけど。
裕「…ヒヨリ、
幹部にしよう?」
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