無口な彼女



ひよりん、って…



私に合わなさすぎでしょ。



「あ、ねえひよりん!」



「ん?」



「ひよりんって、ここに何しに来たの?」



……。



しばしの沈黙。



少ししてから、私は動きだして、



屋上の隅にいくと、



「寝る。」



と呟いて、横になった。



「えー?んじゃ僕も寝るー。」



そういって、隣に寝転んでくる昴。



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