無口な彼女



そう誓ったことも、



こんなにアッサリ壊れてしまう日が来るなんて。



私は、



失いたくない、と思った。



だって、いつまでも仲間だって、一緒に戦うって、



誓ったんだ。



みんなが、裏切るはずが、ない。




「…、うああああああぁぁぁぁ」



無意識に、奇声をあげて、銃声のするほうへ走る。



銃が向けられる。



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