無口な彼女
だから、一人でいい。
本気でそう思ってた。
___ガラッッ
ザワッ
みんなの視線が私に向けられる。
そんなに見ても何もでてこないのに。
なんて思いながら、席につこうとすると、
「ハハハッそれはヤバイ!」
茶髪の女が堂々と座ってた。
見たことのない顔。
違うクラスの女かな。
と思いながら、窓際の自分の席に向かってゆっくり歩く。
『ちょ、澪やばくない?』
『絶対怒ってるって!』
コソコソと騒ぎだす周り。