最初で最期の片想い



「萌!」

ん?

「お母さん!お父さん!隼人、倒れてからの記憶がわかんない」


「なんか_」

と丁寧に話してくれた


「そうなんだ
隼人ごめんね、重かったでしょ?」


「ああ、大丈夫だ
あと軽かった」


うん、だよね
重かった?
え?
軽かった?


「えー!ほんとに軽かった?絶対重かったでしょ?えー!」


「真面目に軽かったから、落ち着け」



だって私
45キロだよ
重いじゃん
< 122 / 253 >

この作品をシェア

pagetop