最初で最期の片想い



だってな、これは俺が言わなきゃいけねぇと思う

「俺と奈菜は結婚します。小笠原も来いよ?招待するんだから」




そう、俺と奈菜は結婚するんだ


だから小笠原には俺が言う事



小笠原、俺ちゃんと幸せにするから



しばらくみんなが喋った

「よし!じゃあ、またくるからな」


「萌、結婚式楽しみにしててね」


「また、会いにいくからな」


サーサー


その風は
まるで俺達の言葉に応えているようだった
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