最初で最期の片想い


「ちょっと、離して!」

「おっと、抵抗するなよ~」


うわ、キモイ
触ってほしくない
今すぐ風呂はいりたーい

「おい、お前、この状況でそんな事いっていいとでも思ってんのか?」


「え?私なんかいった?いった覚えないけど…」

「いったぞ
『うわ、キモイ
触ってほしくない
今すぐ風呂はいりたーい』ってな」


「えーー!心の呟きが」

「ぐだぐだいわずに連れてくぞ」


「ね!離して、触んな、キモイ、一回死んでこい」


「ねぇ隼人、萌を助けてよ!」


「どうやってだよ、彼氏役なんてできないし」

奈菜と隼人に心配かけてる

「奈菜!隼人!私は大丈夫だから!」

ヤバい、強がってたけど怖い、涙が...


「萌!萌を離して!
隼人!なんとかできないの!?」


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