俺の腐的な日常

「何か物理で分かんなかったとこ
先生に聞いてる。」

相変わらず、真面目だな。

「あっそ。」

「あっそ、って何だよ、冷たいな。」

「この部屋、隙間風が寒ぃんだよ。
しかも、俺冷え性だし。ほら。」


話をそらすついでに
両手を輝の頬に当ててやる。


「つめたっ!!
俺の手、超暖けぇぞ?」


輝が俺の手を握る。
マジでこいつの手、暖けぇ。
てか、何この展開。…瑞樹としてくれよ。


「なー、瑞樹来るの待ってさ、
今日ここで昼飯食おうぜー。」

動くのダルイし。体痛いし。


「俺はいいけど。
瑞樹、ちゃんとこっち来るか?」

「んじゃ、輝からメールしといて。」

「はいはい。」


ん、さっきのメールの返信来てる。

『分かった。じゃあ20時に駅で(^^)』

良かった。
後はいつもよりサービスしておけば
オールオッケー♪でしょ。



―――ガラガラガラガラ

「お、来た来た。
おい、瑞樹も来た事だし飯食おうぜ。」

「んー、瑞樹、輝の横空いてるから
座ったら?」

「うん。」

「つかさー、数学の――――――

< 6 / 84 >

この作品をシェア

pagetop