俺の腐的な日常
バスの中ではもちろんBL(ほら、朝見てたやつの続きとかね)をあさりまくり、
ニヤニヤしながらゲーセンに向かった。
ゲーセンのいろんな音が
騒がしいのは案外嫌いじゃない。
瑞樹はUFOキャッチャーしたがってたから
あいつら来るまでは
別のゲームしてっか。
あー、あれでいいわ。
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「相変わらずここのゲーセンうっさいな。」
「まぁ、これだけ大きかったらね。
にしても、いつもよりうるさいな。」
聡が学校を出た後、
瑞樹が問題を解き終えてから
歩いてきた2人。
聡がゲーセンについてから
30分は経っているはずだ。
「おい瑞樹、あこって
あんなに人が集まるほど
人気のゲーム置いてあったっけ?」
「あそこはバスケのゲームじゃなかったか?
ほら、制限時間内にゴールした数によって
景品が当たるやつ。」
「「…何であんなに人が??」」
バスケのゲームをやる奴なんて
そう多くは無いはずだ。
ましてや、ひとだかりが出来ることなんて
まず、ありえないだろう。
「輝、聡に電話。」
「へいへい。
つっても、こんだけ騒がしかったら
気づくかどうか分かんねぇけど。」
文句を言いながらも
スマホを取り出し、電話をかける輝。