【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
軽く走ってパス練をしているところで、箱田先生から集合がかかる。
「本日はベンチ入り選手に、ユニフォームを渡す!渡された者はすぐ着替えて試合に備えるように!」
その声に全員返事をする。
三年生六人、二年生十三人、一年生八人、減ったり増えたりを繰返し、残った総勢27人の部員。
「4番冷泉!5番十六夜!6番御劔…」
4から始まる番号順に、呼ばれた部員が並び、ユニフォームを受け取る。
貰えるのは、ベンチ入り出来る15人のみ。インターハイを闘えるのも、必然的に、15人である。
「12番小鳥遊!」
「あ…ハイ!」
「椿、出られん皆の分も、頑張らなんよ!」
呼ばれて、由貴先輩からユニフォームを受け取り、手が震える。
白地に水色で『水前寺 12』と書かれたユニフォームに、重みを感じる。
まだバスケを覚えたての俺が、同級生や先輩達を押し退けて手に入れた、その、数字。
「本日はベンチ入り選手に、ユニフォームを渡す!渡された者はすぐ着替えて試合に備えるように!」
その声に全員返事をする。
三年生六人、二年生十三人、一年生八人、減ったり増えたりを繰返し、残った総勢27人の部員。
「4番冷泉!5番十六夜!6番御劔…」
4から始まる番号順に、呼ばれた部員が並び、ユニフォームを受け取る。
貰えるのは、ベンチ入り出来る15人のみ。インターハイを闘えるのも、必然的に、15人である。
「12番小鳥遊!」
「あ…ハイ!」
「椿、出られん皆の分も、頑張らなんよ!」
呼ばれて、由貴先輩からユニフォームを受け取り、手が震える。
白地に水色で『水前寺 12』と書かれたユニフォームに、重みを感じる。
まだバスケを覚えたての俺が、同級生や先輩達を押し退けて手に入れた、その、数字。