【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
インターハイ県予選~対慧心高校~
そして、予選二日目。
ベスト8各校が、二つの体育館に分けられ、試合を執り行う。
「「「水高!水高!水高!」」」
「おおおお!御劔止まらん!!」
ベスト4決定戦、ようやく試合に出られて、鬱憤を晴らすようにピカ先輩が怒濤のオフェンスをかます。
観客席の部員と、応援の水高生の声が体育館を包む。
勿論、鬱憤を晴らしているのは、ピカ先輩だけではない。
「ゴールリングは通さん!」
泰ちゃんの圧迫するような強烈なディフェンスに、相手は怯み、ゴールがバックボードに弾かれる。
「リバァァン!!」
「任せろぃ!」
ガシィィィ!ズドン!!
そして、誰よりも高い位置でリバウンドを奪う、行雲先輩。