【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
スローインの位置につき、次の攻めを考える。
相手のディフェンスは、オールコートマンツーマンだ。
きっと、身長差のミスマッチを利用して、出来るだけこちらの体力を奪い、後半点差を広げようという作戦だろう。
俺は立ちはだかる相手のガードの脇から、スモールフォワードの安形へ目線を送る。
安形はそれを受け取り、コート左へ斜めに走り出す。
ビッとボールをパスすれば、それはしっかりと安形の手元へ。
まずはボールをこちらに保持することに成功。
そして、安形はピカ先輩が再びディフェンスの体勢を整え直す前に、ピカ先輩の弱点である頭上へボールを上げ、それを飛び上がり、桜山が取る。
桜山からすぐに俺にボールが戻され、トーン、トーンとゆったりしたストロークでドリブルし、声をかける。
「まずは一本、一本行こう!」
人差し指を立て、皆に指示を出すようにフロアを見渡すと、槐と安形が外へ、行雲先輩と桜山がゴール下へ走り出す。
相手のディフェンスは、オールコートマンツーマンだ。
きっと、身長差のミスマッチを利用して、出来るだけこちらの体力を奪い、後半点差を広げようという作戦だろう。
俺は立ちはだかる相手のガードの脇から、スモールフォワードの安形へ目線を送る。
安形はそれを受け取り、コート左へ斜めに走り出す。
ビッとボールをパスすれば、それはしっかりと安形の手元へ。
まずはボールをこちらに保持することに成功。
そして、安形はピカ先輩が再びディフェンスの体勢を整え直す前に、ピカ先輩の弱点である頭上へボールを上げ、それを飛び上がり、桜山が取る。
桜山からすぐに俺にボールが戻され、トーン、トーンとゆったりしたストロークでドリブルし、声をかける。
「まずは一本、一本行こう!」
人差し指を立て、皆に指示を出すようにフロアを見渡すと、槐と安形が外へ、行雲先輩と桜山がゴール下へ走り出す。