【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
「チビん時からバスケしよって、今が一番楽しか。やけど、この夏が終わったら少なくとも有ちんは引退やし、高校卒業したら、椿ちゃんや泰ちゃん、皆とも別々になる」
俺も今が楽しくて考えてなかった…というか、考えたくなかったけど、このメンバーで毎日バスケ出来んの、ホントに後ちょっとなんだ。
「有馬先輩、スポーツドクターになりたかって言いよらしたし、夏で引退なんよね」
泰ちゃんも寂しそうに有ちん先輩の話をする。
秀吉キャプテンの手根幹症候群のことがきっかけなのだろうか、有ちん先輩の夢は、スポーツドクターか。有ちん先輩らしい考えだな。
「そっか…ずっと続く訳じゃないんだよな」
「うん。秀ちゃんやって、来年にはどっかの大学に推薦で行くやろうし、俺も、いずれはアメリカに行く。やけど、何処にいても、じいちゃんになっても、こん夏は忘れないんやろうなぁ」
しみじみ呟くピカ先輩に、何だか鼻の頭がジーンと来る。
俺も今が楽しくて考えてなかった…というか、考えたくなかったけど、このメンバーで毎日バスケ出来んの、ホントに後ちょっとなんだ。
「有馬先輩、スポーツドクターになりたかって言いよらしたし、夏で引退なんよね」
泰ちゃんも寂しそうに有ちん先輩の話をする。
秀吉キャプテンの手根幹症候群のことがきっかけなのだろうか、有ちん先輩の夢は、スポーツドクターか。有ちん先輩らしい考えだな。
「そっか…ずっと続く訳じゃないんだよな」
「うん。秀ちゃんやって、来年にはどっかの大学に推薦で行くやろうし、俺も、いずれはアメリカに行く。やけど、何処にいても、じいちゃんになっても、こん夏は忘れないんやろうなぁ」
しみじみ呟くピカ先輩に、何だか鼻の頭がジーンと来る。