【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
そんな、珍しくしんみりしたピカ先輩とは逆に、珍しく興奮気味の泰ちゃんがダン、と机を叩く。
2メートルの泰ちゃんのそれは俺やピカ先輩からすれば迫力ありすぎな訳で、少し萎縮する。
「そっ……それなら、尚更!勝たなん!ですよね?明日も、明後日も、明明後日だって…!」
垂れ目を潤ませ、興奮で声を荒げる泰ちゃんは、なんだかゴールデンレトリバーを思わせて、ちょっと可愛くて。
「ふふっ!当たり前やろ!泰ちゃん可愛過ぎやし!」
ピカ先輩は笑い出し、泰ちゃんの首にぴょーんと飛び付いた。
「ね、椿ちゃん?」
「おう、昼間ガキんちょ共にも宣言しちゃったしね。勝つしかないよね」
俺も思う。きっとこの夏を、バスケを知ったこの夏を、ボケ老人になってもずっと思い出すんだろうって。
だから、絶対負けらんないよね。
2メートルの泰ちゃんのそれは俺やピカ先輩からすれば迫力ありすぎな訳で、少し萎縮する。
「そっ……それなら、尚更!勝たなん!ですよね?明日も、明後日も、明明後日だって…!」
垂れ目を潤ませ、興奮で声を荒げる泰ちゃんは、なんだかゴールデンレトリバーを思わせて、ちょっと可愛くて。
「ふふっ!当たり前やろ!泰ちゃん可愛過ぎやし!」
ピカ先輩は笑い出し、泰ちゃんの首にぴょーんと飛び付いた。
「ね、椿ちゃん?」
「おう、昼間ガキんちょ共にも宣言しちゃったしね。勝つしかないよね」
俺も思う。きっとこの夏を、バスケを知ったこの夏を、ボケ老人になってもずっと思い出すんだろうって。
だから、絶対負けらんないよね。