【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
第3クォーターを更に勢い付け、最終、第4クォーター。
水高86-42オルフェウス
尚もラン&ガンで得点に食らいつく相手サイドに、疲弊しながらも戦う水高メンバー。
互いに極限までスタミナと集中力を消耗し、シュートの入る確率が落ち始める。
ガァァンッ!!
「リィィィ!!」
行雲先輩のワンショットが外れ、ゴールポストにバウンドしたボールを、2メートル級の選手、両校のセンターが取り合う。
それを取ったのは、留学生センター。
しかし泰ちゃん、冷静な判断で、そのままラン&ガンに持ち込もうとする相手の上のコースを防ぐハンズアップで対応。
俺もすかさずディフェンスに加わり、ぐん、と腰を落とし下からのパスやドライブで抜くコースを塞ぐ。