【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
しかし、ドリブル、パスワーク、レイアップやジャンプシュートの基礎練しか出来ない俺は、何だかうずうず。
「あー!動き足んない!」
「俺もー。バスケしてもし足りんってやつ?」
帰り道、俺、泰ちゃん、行雲先輩は同じ道を歩いて帰っている。
「じゃあ、俺はバスなんで。椿、行雲先輩また明日!」
「おー、じゃあな!」
行雲先輩がヒラヒラ手を振ると、笑顔でヒラヒラ手を振り返す泰ちゃん。
なんだろー、癒される。ほっこりだわ。
「そろそろお前もミニゲーム参加出きるくらい、覚えたやろ?バスケ」
「ルールとかファウルとか陣形は。でも、箱田先生の指示で、今は皆の得手不得手や動きの癖を見てるとこ」
「おー、やっぱり、インハイではお前ばガードで使うつもりったいね」
俺がメモ帳を出すと、行雲先輩が目をくるくるとさせた。