【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
あの麗しのアイドル、神楽木行雲が近づいて来るんだ。女子達が頬をピンクに染める。



「ちょ…行雲!」



由貴先輩は慌てて教室から出て来たが、行雲先輩はお構い無し。



「なあ、お前らさぁ…」



そのモデル体型の体を屈めて女子の一人に接近する行雲先輩は、さっきの秀吉キャプテンのチューで顔を赤らめていたピュアボーイとは思えない。



「あの…行雲君、何…?」



「お前ら、そぎゃんブッサイクな顔やけん男に相手にされんとやなかと?その点由貴は可愛かし、スタイルもよかけん、俺達も目が肥えるとよ」



それはもう、極上のスマイルで、行雲先輩は言い放った。



行雲先輩、可愛いけど男前!流石九州男児だね。
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