あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
「そうなんだ……高宮マリナ……」
わたしは、傷む胸を押さえながら高宮マリナを見ていた。
自然に………彼も視界に入る。
痛いな………
「楽々……?大丈夫?」
「うん…何とか!」
綾香に心配され、一回は綾香に視線を送ったが……また、彼と高宮さんに視線が戻った。
気になる…というのと……
絵になる二人だな……
という…やきもち……
やっぱり…自分には…敵わない…よ……
でも………もしも叶うなら……彼の…
隣に………
わたしは、いつの間にか彼だけに視線を送っていた。
それに気がついた彼………