あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
いつもは、全く表情が読めないのに……
それも……気のせい………?
「う、ううん……何でもない…」
「そうか……」
彼は、そう言うとわたしに近づいた。
「お前は……やはり……」
不気味に笑った彼を見て危険を感じた。
な、に………?
体が…動かない……
危険を感じた時にはもう遅かった。
わたしの体は金縛りにあったかのように、動かなくなっていた。
「お前……俺のモノになれ……」
彼に腕を力一杯引かれた。
痛い………
そして、彼は、わたしの首筋に口付けもせず、噛みついた。
いつもは……キスをしてから………
いつもって…そんなにされたことないんだけど……
だけど………