あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
わたし…みたいな…存在……
力……?
何のこと……?
その言葉の意味も解らず…わたしはまた、先輩に腕を掴まれた。
そのまま……
抵抗することが、出来ずに……首筋に顔を埋められた。
「……っ!!」
先輩は楽しむように舐めたり…キスをしたり…していた。
「はは…やっと……やっと力にありつける……!!
今まで…色々仕掛けた甲斐があった」
「仕掛け……?」
「あぁ…お前その足…誰にやられた?」
今まで…忘れてた。
痛みを感じていなかったけど……指摘されると痛む足。
「小さい…耳の尖った……やつ……」
ボソボソと、思い出しながら答えた。
「あいつらは……俺に指示されてやったんだ。
なのに…消されるなんてな~。
可哀想に……ははっ」