あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
そっか……
そういうことか……
そうだよ…
あんなかっこいい人が可愛くない、何も取り柄のないわたしを構うわけがない。
今までのことは……わたしに何かあるから……
だから……
あんなこと…したんだ……
力がなかったら…
わたしは……
「話はここまでだ……
さて、頂くとしよう」
先輩がニヤッと笑ったのがわかった。
だけど…もう、わたしには反抗する気力がない。
もう……いいよ…
どうにでもなればいい。
だって……わたしは……
彼にとって…きっと…エサ……だから……
「頂きます」