あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
「!!っん…う…」
先輩は、ペロリと首筋を舐めたあと、ガブッと噛みついた。
痛い……な、にこれ……
アルトくんに何度か、こういうことされたけど、こんな痛みはなかった。
それどころか……どちらかと言うと……
気持ちよかったから……
でも、この人は…欲望のままに…噛みついている感じ……
「っ……ん…いた…やめっ」
痛みに堪えきれず、拒否の言葉を発した。
すると、男は口を離してくれた。
よかった……聞いてくれた?
「止めるわけねぇよ……
こんなの…初めてだ。力が…湧いてくる!
もっと…もっとだ!!お前の血を……」
言い切る前に男は、わたしを押し倒し……今度は制服をめくり、横腹に噛みついた。
「っ!!っんぅ……いや……」