あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー





「!!っん…う…」


先輩は、ペロリと首筋を舐めたあと、ガブッと噛みついた。





痛い……な、にこれ……






アルトくんに何度か、こういうことされたけど、こんな痛みはなかった。




それどころか……どちらかと言うと……





気持ちよかったから……





でも、この人は…欲望のままに…噛みついている感じ……






「っ……ん…いた…やめっ」





痛みに堪えきれず、拒否の言葉を発した。



すると、男は口を離してくれた。




よかった……聞いてくれた?



「止めるわけねぇよ……
こんなの…初めてだ。力が…湧いてくる!
もっと…もっとだ!!お前の血を……」




言い切る前に男は、わたしを押し倒し……今度は制服をめくり、横腹に噛みついた。




「っ!!っんぅ……いや……」











< 152 / 170 >

この作品をシェア

pagetop