あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
「ん……ちょっとクラクラする……」
「そうか……」
そう言うと、アルトくんはベットに腰をおろし、わたしの頬を左手で撫でた。
なんか……いつもと…違う…?
それに……
ちょっと…恥ずかしい………
「あ、の……ここは……アルトくんの…お部屋?」
気を紛らわしたくて、質問をした。
「あぁ……そうだ。
今日はもう、ここにいろ……」
ここにいろ……って……
「泊まれってこと!?」
そんなこと出来ないよ!!
アルトくんと一緒にいると身が持たないし……
何しろ…親に何て言うの…?
学校は明日は休みだから大丈夫だけど……
ん……?
そういえば………
「学校!!……っきゃあ!」