あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー



―――――――――




「おはよー♪楽々!」



「あ、綾香!おはよう」




わたしの親友の上木原綾香ーカミキハラアヤカー。
ふわふわしてて、女の子らしいかわいい綾香は、モテモテでよく告白されている。
夏休み中は何回か遊んだから久しぶりな気がしない。



「ねえねえ」



綾香に呼ばれて視線を綾香に向けた。



「また、あの人楽々のこと見てる」



あの人とは、3年生の江藤先輩だ。

下の名前は忘れたけど……結構女の子から人気があるみたいだ。



「気のせいじゃない?わたしのことなんか気にする人なんかいないって」



「まぁたそんなこと言って!!
楽々は綺麗だしスタイルいいし、楽々にはみんなを惹き付ける何かがあるんだから!」


と、毎度毎度綾香には説教をされる。


そんなこと…ないのにな…綾香の方がかわいいのに。








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