あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
†Blood.2

転校生とは…?





――――――――――――




次の日。


学校に着くと、転校生の話でどのクラスも持ちきりみたいだ。



靴箱でも、廊下でも、誰かしら話していた。




みんな…気になるんだ………




特にやっぱり、女子がすごい。


転校生が男だからかな………




Aクラスに入ると、みんなそわそわしていた。

ちょっと浮かれぎみな気もするけど………大丈夫かな……?




「あー楽々!」



と、駆け寄ってきたのはお馴染みの綾香さん。



「おはよう、綾香。
昨日は、ありがと」




「そんな、大したことしてないよ……
それにしても…助けてくれた人、一体誰なんだろうね~?」




「うーん……わからない。
名前も聞かなかったし……見た目は、20代くらいに見えたけど……」



そういえば、何歳なんだろう……?




「お礼…できたらいいけどねー」




お礼…か………
そういえば、わたし、してないかも………



驚いてそれどころじゃなかったしな~











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