あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー




先生は、男の人の返事を待たずに、わたしの隣の空いている席へと、行くように促した。



ちなみに、わたしは一番後ろの窓際から2列目。ということで、男は、一番後ろの窓際になった。




男は、今度はわたしと視線を合わすことなく、席へと着いた。




その間も、ざわざわと落ち着かないクラスメイト。やっぱり……綺麗な顔をしてるからかな………



隣の男をチラッと見るけど……あの人と、そっくりで……やっぱり同一人物?


だけど……話し掛けてこないし、違う人かもね。




でも、なんか……首と太ももの噛み痕が……疼く……


ジンジンする。




この人が、近くに来てから……?




気のせいかな?








< 37 / 170 >

この作品をシェア

pagetop