あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
先生は、男の人の返事を待たずに、わたしの隣の空いている席へと、行くように促した。
ちなみに、わたしは一番後ろの窓際から2列目。ということで、男は、一番後ろの窓際になった。
男は、今度はわたしと視線を合わすことなく、席へと着いた。
その間も、ざわざわと落ち着かないクラスメイト。やっぱり……綺麗な顔をしてるからかな………
隣の男をチラッと見るけど……あの人と、そっくりで……やっぱり同一人物?
だけど……話し掛けてこないし、違う人かもね。
でも、なんか……首と太ももの噛み痕が……疼く……
ジンジンする。
この人が、近くに来てから……?
気のせいかな?